はじめに
みなさん、こんにちは!
みなさんはアルベルト・アインシュタインをご存知ですか?
そうです。あの相対性理論の世界的有名な物理学者です。
そんなアインシュタインが「人類最大の発明は複利」と明言を残したと言われているんです。
相対性理論やブラウン運動ではなく「複利」と答えたのは驚きですね。
では「複利」意味について解説していきます。
「複利」とは金利の一種です
「複利」とは、お金を運用する時に発生する金利の一種です。
金利には「単利」と「複利」があります。
たとえば100万円を「+5%」の利回りで20年間運用したとします。
100万円を+5%の20年間で単利運用した場合
単利で20年間運用した場合は毎年5万円もらえるので、20年間で金利だけのトータルが100万円(5万×20年間)もらえることになります。
1年目 元本100万円の5% ⇒ 5万円もらえる ⇒ 総額105万円
2年目 元本100万円の5% ⇒ 5万円もらえる ⇒ 総額110万円
3年目 元本100万円の5% ⇒ 5万円もらえる ⇒ 総額115万円
20年目 元本100万円の5% ⇒ 5万円もらえる ⇒ 総額200万円
100万円を+5%の20年間で複利運用した場合
複利場合は単利と違い、最初にもらった5万円を次の年に繰り越します。
次の年は105万円に対して5%の5万25000円もらえることになります。これを20年間繰り返すことで金利だけのトータルは165万円となります。
単利と比べると65万円も多い計算となります。
1年目 元本100万円の5% ⇒ 5万円もらえる ⇒ 総額105万円
2年目 元本105万円の5% ⇒ 5万2500円もらえる ⇒ 総額110万2500円
3年目 元本110万2500円の5% ⇒ 5万5125円もらえる ⇒ 総額115万7625円
20年目 元本252万6950円の5% ⇒ 12万6348円もらえる ⇒ 総額265万3298円
※1円未満四捨五入
お金を運用するときは、ずっともっておくべし
お金というのは、ちゃんとした運用をすれば、金利がもらえます。
「単利」はもらえた金利をすぐにおろして使ってしまうことです。
「複利」はもらった金利をずっともって運用していくことです。
もらえた金利はうれしくてすぐに使いたくなるかもしれませんが、すぐにおろさず、ずっともっておくことが大切です。
ずっともっておけば元本が増えていき「複利」の効果で雪だるま式に増えていきます。
お金が2倍になる年数の出し方「72の法則」を覚えておこう
ここで「72の法則」を覚えておきましょう。
「72の法則」とは「72を利率で割るとお金が2倍になるまでのおおよの年数」が計算できます。
72の法則
72÷利率(%)=2倍になるまでのおおよその年数
5%で運用した場合では14.4年後に2倍になる
例:5%で運用した場合の2倍になる年数
72÷5%=14.4年
72の法則で計算すると、500万円もっていて+5%で運用した場合、15年くらいで倍の1000万円に増えるということです。
普通預金の金利「0.001%」では72,000年後に2倍になる
せっかくなので銀行金利で運用した場合も計算してみましょう。
銀行の普通預金の金利は大手で「0.001%」なので、
72÷0.001%(普通預金 金利)=72,000年
2倍になるのに72,000年かかるって、これはもう普通預金でお金を増やすことはできないと考えておきましょう。
住宅ローン金利「1%」では72年後に2倍になる
ちなみに住宅ローンなどローン金利でも同じように計算できます。
金利固定の住宅ローン金利は「1%」なので、
72÷1%(住宅ローン金利)=72年
1%で住宅ローンを組んだ場合、72年後には2倍返済しなくてはなりませんが、ここまでの返済期間ならなんとかなりそうです。
消費者金融金利「18%」では4年後に2倍になる
しかし、消費者金融の金利ですと18%!となると
72÷18%(消費者金融の金利)=4年
4年後には2倍の返済なんて100万円借りていたら4年後には200万円返済はとてもできそうにないですね。
ローンを組む時はくれぐれも金利の低いとこから借りましょう。ご利用は計画的にですね。
最後に
最後にポイントをおさえておきましょう!
- 複利は雪だるま式で増えていきます。
- お金を運用するときはずっともっておくべし。
- 72の法則(72÷利率=2倍になるまでのおおよその年数)
複利のスゴさをわかってもらえたでしょうか?
そんな複利のスゴさにアインシュタインも気づき名言を残したのではないでしょうか?
お金を増やす時も、返すときも複利の力を考えて運用しましょう。
それではまた!