はじめに
投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが2020年5月2日に年次株主総会を開きました。
バフェットさんは株主総会の中で、保有していた米航空会社の株をすべて売却したと発表しました。
売却理由は「乗客は戻らない」とのことです。
今回はバフェットさんが米航空会社の株売却について解説していきます。
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投資の神様と呼ばれているウォーレン・バフェット氏
そもそもウォーレン・バフェットって誰ですか?
ウォーレン・バフェットは投資の神様と言われていて、株式投資をしている方でしたらみんなが知っている超有名な方です。
投資会社バークシャー・ハサウェイを経営していて、会社の時価総額は44兆円となっており超大企業です。トヨタは時価総額21兆円なので倍以上ありますね。
投資手法は安いときに株を買ってずっと株を持ち続ける長期投資がメインです。
年齢は1930年生まれの89歳でおじいちゃんです。まだまだ現役なところがすごいですね。
バフェット氏の米航空保有株は4社
バフェットさんはどの航空会社を持っていたの?
バフェットさんが保有していた米航空株は4社です。
- デルタ
- サウスウエスト
- アメリカン
- ユナイテッド
アメリカを大手航空会社4社の株を持っていたことになります。
アメリカの大手航空4社の2020年1~3月の決算は新型ウイルスの旅行需要急減で4社とも赤字転落となっております。
今回、バフェットさんは大手4社の航空株を今回すべて売却してしまいました。
実は2月にデルタ株を買い増ししていた
バフェットさんは今回航空株をすべて売却する前に、デルタ株を短期売買しています。
- 2月下旬にデルタ株4500万ドル購入
- 4月頭にデルタ株、約3億1400万ドル(保有18%分)を売却
- 5月にすべての航空株を売却発表
長期保有をメインとしているバフェットさんが短期売買することは珍しいです。
デルタ株をいったん買い増ししたことついてバフェットさんは「投資判断は間違いだった」と認めました。
航空株をすべて売却した理由は「乗客は戻らない」から
どうして航空株を売ってしまったの?
バフェット氏は航空株をすべて売った理由に「外出制限が人々の行動に与える影響はわからない。3~4年後に、人々が昨年までのように飛行機に乗るかどうか、わからない。」と言っております。
バフェットさんの判断が正しいかはわかりませんが、バフェットさんの投資手法は分からないものに投資はしないとあるので、今回は投資をやめたのでしょう。
航空業界は今後どうなっていくかわかりませんが、リモートワークが今後加速して行くとビジネスマンが飛行機に乗る回数が減るのは、わからなくない話です。
バフェットさんは「世界は変わってしまった」とも言っているので、現在から見る未来をみすえての発言とも思いました。
最後に
投資の神様と言われるバフェット氏でも、今回は株の動向を読むのに迷っていたのが見え隠れします。
バフェット氏のようなプロ中のプロでも投信判断を間違えるのですから、素人の私達が、うまく投資できるとはいきませんよね。
暴落時こそ自分の投資リスク許容度を明確にしながら、無理のない投資をしましょう。
それではまた!
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